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Makar sunkranti 2021

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あと3日で太陽は北半球を周り始めます。

太陽が北半球を周る期間、インド暦では春の訪れです。


ことしは1/14から太陽はマカラ宮、山羊座に入室し北半球を周りはじめます。



太陽が山羊座に入室したこの日から半年間をウッタラーヤナ(北=ウッタラ、半年・行路=アヤナ)、太陽が蟹座に入室した、そのあとの半年をダクシナーヤナ(ダクシナ=南、アヤナ=半年・行路)と呼びます。 



太陽が山羊座に入室するときマカラ・サンクラーンティは、冬の終息、明道、春の訪れを表し、また反対に太陽が蟹座から南半球を周りはじめる日から夏の終わり、暗道、冬へと向かいます。

ブリハット・サンヒターには

「太陽の南行はアーシュレーシャの半分から、北行はダニシュターの初点から」と記述されています。これは夏至点から23°20'離れていて同様にダニシュターの初点は、冬至点から23°20'離れていますが、ヴァラーハミヒラによれば、古代にはこれらが夏至点・冬至点にあり、歳差運動によってニ至点がずれていると解釈されているようです。





この太陽が山羊座に入るマカラサンクランティーと、太陽が南半球を行く蟹座に入るとき、シュリーマドバーガヴァッタム(バガヴァタ・プラーナ)によれば、

人はシュッラッダー"信念"の儀式をしなければならないとあります。




この太陽が通る道を黄道(獣帯)といい、12の星座が位置しています。

なので星座から星座へと向かう太陽の(見かけの)動き、サンクラーンティは12あります。(12星座)

ただ太陽が星座帯を移動して季節が巡っているだけではなく、この巡行には精神的な意味があることを知る人は少ないかもしれません。


その太陽が星座から星座を移動するサンクラーンティの中でも、

神聖な期間のはじまり、マカラ・サンクラーンティ(太陽が、山羊座に入室するとき)を、

バガヴァッド・ギーターには以下のように記述されています。









「火神(アグニ)の支配下にある時、日光が輝く時、一日のうちの吉祥な時間帯、月が満ちてゆく二週間、太陽が北を行く六カ月―至上ブラフマンを知る者がこの時期にこの世を去れば至上主のもとに到る。」

Bhagavad gita8-24



「煙っている時、夜、月が欠けてゆく二週間、太陽が南を行く六カ月―この期間に肉体を離れた神秘家は月に行くが、再び地球に戻ってくる。」

Bhagavad gita8-25







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バガヴァッド・ギーターがおさめられている、世界三代叙事詩『マハーバーラータ』の大英雄、戦士ビーシュマは、太陽が北半球の時に死を迎えれば、死後解放を与えられるということから、生涯の最期を、主クリシュナに知識を固定し、矢の床に横たわりウッタラーヤナがくるのを待ちました。







今年1/14は、ティティはSプラティパーダ、

ナクシャトラはウッタラアシャーダ。

吉兆な日ですが、大吉星の木星は減衰する山羊座でMB

KeMBに近づいています。(MB…致命的度数)

山羊座(地のエレメント)でコンジャンクとする土星と木星の惑星戦争は終わりましたが、

KeJuには医療、とくにKeは感染症で、建国チャートの12室に在住。火星の8番目のアスペクトを受けています。


まだ気持ち的な春の訪れとは、ならないかもしれませんが、

今も昔も天空の配置はずっと変わり続けて、

わたし達がおもう次元での

良いことも悪いことも物質的なことは、

決して続いたことはないことは、

事実だとおもいます。

どんなときも、わたし達が安住に在れますように。

stay Hare Krishna
















  
















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「これまでに述べた化身は全て分身、

もしくは半分身。

しかし、シュリー・クリシュナは一切化身の大源なるバガヴァーン。

神に背く者が狼藉を働くとき

神を崇める者を守るため、

一切化身は世に現れる。」

Srimad Bhagavatam1-3-28







「主の恵みにより智慧に満ちて

現象が静まれば

即ち自己覚醒に至って照らされる。

そのようにして己の誉れに坐して不動となる。」

Srimad Bhagavatam1-3-34





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by Shantiyoga080 | 2021-01-11 23:00 | インド占星術 | Comments(0)  

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